

なぜ牛プラセンタは利用しない?
実は牛プラセンタに関して、2001年9月に牛海綿状脳症の発生があり利用禁止となっています。
この牛海綿状脳症はBSE「狂牛病」とも呼ばれます。
この牛の病気は稀に人に感染する事があり、感染するとクロイツフェルト・ヤコブ病を発症する可能性があるという事で非常に危険視され、禁止が決定されました。
牛海綿状脳症は牛の脳内に空洞ができることでスポンジのようになってしまいます。
家畜伝染病の一つとして指定されており、音などに非常に敏感になるほか、運動機能も弱くなってしまうため症状が進むと立てなくなり、家畜として働くこともできなくなります。
ウイルス感染などではなくブリオンというたんぱく質で構成された物質が原因となっているとも言われていますが、根本的な原因はわかっていません。
BSE感染を起こした牛は神経系の症状がひどくなり最終的には死に至るという事から、家畜を扱う方々にとっても恐怖そのものの病気です。
ヒトに感染する可能性があるという事で、牛のプラセンタは利用されなくなり今国内で利用されているのは、馬、豚由来のプラセンタです。
牛は妊娠のサイクルがとても速く、出産から1ヶ月くらいで次の妊娠が可能となる動物です。
胎盤も大きいという事から、プラセンタ商品に利用するには最適な胎盤だったのですが、BSE問題が浮上し、やはり人に危険性のあるものは除外すべきという判断に至り今は利用できなくなったのです。
現在、日本で利用されているプラセンタ商品を利用する分には、豚、馬が主流となっているため、問題ありませんが、海外から輸入してプラセンタ商品を利用するという場合、原産国をしっかり確認する事が必要です。
牛のプラセンタ商品は海外でもほとんど作られていないため、輸入によって入ってくるという事もないと思いますが、原産国や原材料についての表記が必ずありますので、しっかり確認を取るようにしましょう。
国内の商品はいずれも厳しい検査を行っている商品なので安全性が高い物ばかりです。
またこちらのプラセンタの真相についても参考にご覧ください。