

医薬品としてのプラセンタ
今私たちは胎盤から抽出したプラセンタエキスを利用した健康食品や美容商品を気軽に利用しています。
お肌の健康にも、元気な毎日を送るという事にしても、この神秘の臓器から抽出されたエキスは素晴らしい効果を生んでいます。
古くから利用されてきたプラセンタですが、以前は不老長寿の薬や美容にいいという漠然とした理由から利用されてきていました。
でも現代では、胎盤に含まれる有用な成分、その効果の研究が進み、医療分野でも活躍する成分となっています。
胎盤にはアミノ酸・ミネラル・成長因子・脂質・糖質など私たちが健康に生きていくために必要な素晴らしい成分が豊富に含まれています。
中でも胎盤が医療分野で注目されたのは、「成長因子」についてです。
成長因子には肝細胞増殖因子や上皮細胞増殖因子、インシュリン用成長因子、神経細胞増殖因子などの様々な成長因子があり、それぞれが細胞の活性化などの働きをしています。
こうした成長因子は細胞の新生を促し、正常な細胞分裂、活発な細胞分裂を促すことがわかっており、更年期障害や肝臓機能強化などに優れた効果を発揮するとして、現在、注射や内服などプラセンタ療法として利用されています。
更年期障害や肝臓の疾患等、医療分野で医師が必要な治療として行う場合、保険適用の治療となります。
肝臓機能を改善するために利用するお薬などは、副作用のあるものが多いのですが、プラセンタ治療のもっともすぐれているところは、副作用がほとんど報告されていないという面です。
肝臓の疾患について治癒させるためのお薬とは違い、即効性があるという治療にはなりませんが、治療が長くなる肝臓などについて、長いスパンで機能を向上させ、しかも副作用が少ないという事で、現在、さらに注目が集まっています。
医薬品として様々な疾患の痛みや症状を細胞の活性化、新生などによって対応していくプラセンタは、これから先、さらに研究が進み、色々な分野で活躍する事が期待されている成分です。
更年期障害や肝臓の疾患などになった場合、こうした治療もあるという事を覚えておくといいでしょう。